住所正規化とは
様々な表記が混在する日本の住所表記を簡単に手間無く統一化するシステムです。住所正規化のルール
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全体のルール
- 入力住所を「都道府県」「市区町村」「町域」「丁目・番・号」「ビル名」「号棟,階数,号室」といった構成要素に分割します。(*1)
- 住所に対応した郵便番号を付与します。 (*2)
- 住所に対応した市町村コードを付与します。(*3)
- 住所に対応したカナ表記を付与します。
- 住所に対応した緯度経度を付与します。(*4)
- 郵便番号から住所を求める場合、事業所郵便番号に対応しています。
(*1) 「号棟,階数,号室」は正規化後、一つの要素としてまとめられます。(例:2-202 など)
(*2) 小字までの住所で判別できる郵便番号に限ります。(番地・号まで含めて判別する郵便番号には対応していません。)
(*3) 基本は5桁の市区町村コードを返します。製品グレードに応じて、町・字別の住所コードを付与することができます。
(*4) ジオコーディング版の場合。
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地名と丁番地のルール
- 道府県名の省略を補完します。
- 市区町村名における~郡などの省略を補完します。
- 市区町村名に含まれる「ヶ、ケ、が、ガ」「の、ノ」「ツ、っ、ッ」の文字については、住所マスタに登録された名称へと正規化します。
- 異体字を識別し、住所マスタに登録された名称へと正規化します。
- 番地に含まれる「東西南北右左」「番外」「英字番」といった表記も正規化します。
- 番地の区切り文字はすべて半角のハイフン文字へと変換します。
- 漢数字、ローマ数字はすべて半角の数字へと変換します。
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京都の通り名表記の扱い
- 建物名と号棟,階数,号室を区分します。
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地名と丁番地のルール
- 京都の一部地域に見られる「通り名表記」については、通り名そのものを正規化の対象とします。例えば「河原通り」と入力された場合、これを 「河原町通」へ変換します。
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合併
住所正規化コンバータが対応している合併パターンは次のとおりです。
合併パターン 例 R4 R5 市区町村レベルでの市区町村名称の変更で、町域に影響を及ぼさないもの。 A郡B町(村)xxx → C市xxx A市xxx → B市xxx ○ ○ 合併に伴う町域名称の変更で、接頭語として旧市区町村名称を伴うもの。 A郡B町(村)xxx → C市Bxxx ○ ○ 合併に伴い、一部の町域名称に(1)と(2)のパターンが混在する場合。 A市xxx → X市xxx A市yyy → X市Ayyy が混在 × ○ 合併により完全に町域名称が変更されるもの A市xxx → B市yyy × ○ 区政化 A市xxx → A市B区xxx A市xxx → A市B区とC区とにxxxが分離 × ○
住所正規化の例
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一般的な変換例
番地に含まれる全角数字や、さまざまな区切り文字を正規化します。また県名や郡名の補完処理や、市区町村合併処理を行います。
入力住所 品川区西五反田七ノ二二ノ一七 ABCビル5階 正規化処理後 東京都 品川区 西五反田 7-22-17 ABCビル 5F 入力住所 北谷町美浜3の2 大三ビル二階 正規化処理後 沖縄県 中頭郡北谷町 美浜 3-2 大三ビル 2 入力住所 具志川市州崎五番地一 トロピカルテクノセンター内1F 正規化処理後 沖縄県 うるま市 州崎 5-1 トロピカルテクノセンター内 1F -
「条」の扱い
「条」は漢数字に正規化します。
入力住所 石狩市花川南4条6丁目7グリーンハイツ4階 正規化処理後 北海道 石狩市 花川南四条 6-7 グリーンハイツ 4 -
「地割」の扱い
「地割」は半角数字に正規化します。
入力住所 岩手県西和賀町穴明22地割14-3 AAAビル 6F 正規化処理後 岩手県 和賀郡西和賀町 穴明 22地割14 AAAビル 6F -
濁音などの表記揺れの扱い
地名に含まれる「ヶ、ケ、が、ガ」「の、ノ」「ツ、っ、ッ」は住所マスタに登録された名称へと正規化します。ただし建物名については変換の対象としませ ん。
入力住所 弘前市大字上瓦ヶ町25上瓦ヶ町ビル2F-203 正規化処理後 青森県 弘前市 上瓦ケ町 25 上瓦ヶ町ビル 2-203 入力住所 新宿区市ヶ谷本村町三ー二三 リビングビル9階 正規化処理後 東京都 新宿区 市谷本村町 3-23 リビングビル 9 入力住所 京都市左京区吉田牛宮町4 日本会館1階 正規化処理後 京都府 京都市左京区 吉田牛ノ宮町 4 日本会館 1 -
異体字
異体字は住所マスタに登録された名称へ正規化します。ただし建物名については変換の対象としません。
入力住所 那覇市壷川3丁目5番地7 壷川アパート 202 正規化処理後 沖縄県 那覇市 壺川 3-5-7 壷川アパート 202 -
京都の通り名
京都の通り名については、住所マスタに含まれる表記方法に合致するものを認識します。 また京都の通り名は町域名として扱います。
入力住所 京都市中京区木屋町通二条下東生洲町484 正規化処理後 京都府 京都市中京区 木屋町通二条下る東生洲町 484 -
丁番地と階数の連続表記
丁番地に階数が続いている場合、丁番地と階数を区別します。 「-」で連続表記される場合は、これを建物情報ではなく丁番地とみなします。 「棟」「号棟」「F」「階」「号室」という文字列が含まれていた場合、これを解釈します。
入力住所 浦添市安波茶3丁目5-2-2F 浦添店 正規化処理後 沖縄県 浦添市 安波茶 3-5-2 浦添店 2F 入力住所 浦添市安波茶3丁目5-2-2F-205号室 浦添店 正規化処理後 沖縄県 浦添市 安波茶 3-5-2 浦添店 2-205号室
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