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Mapbox ブログ

Maps SDK for Unityの使い方を解説!Mapbox でゲームに地図を活用しよう

2020/10/30

技術情報

Mapboxとは

Mapboxは、ゲーム開発で人気のUnityでも活用することができます。そこで今回は、MapboxをUnityで活用するためのMaps SDK for Unityの使い方や、メリットについて紹介します。

Mapboxは、アメリカ合衆国で2010年に設立された地図プラットフォーム提供会社です。カスタムマップの分野で急速に拡大し、2019年7月に日本市場に参入しました。Yahoo!地図に採用されるなど、日本企業でも活用され始めています。

Maps SDK for Unityとは

Maps SDK for Unityは、実際の地図データからUnityアプリケーションを構築できるツールコレクションです。実際の地形データを元にしたオリジナルのゲームオブジェクトを作成することができます。

Unityとは

Unityとは、ユニティ・テクノロジーズが開発したゲームエンジンです。
ゲームエンジンとは、ゲームの開発に必要な機能がまとめられたものです。
全世界で100万人を超える開発者が使用しているUnityは、人気ゲーム「Pokemon GO」でも使用されたことで有名になりました。

Unityで何ができる?

Unityを利用すれば、iOS/ Android/ Windows/ Mac OSといった様々なプラットフォームでゲームを開発することができます。2D、3Dのどちらのゲームも開発できるため、スマートフォン向けアプリゲームからPlayStation4で遊べる本格的なグラフィックゲームまで、幅広いゲームが制作できます。

Maps SDK for Unityの使い方

それでは実際に、Maps SDK for Unityを使うための手順をご紹介します。

Mapboxアカウントの作成(無料)

まずは、Mapboxのアカウントを作成します。Mapboxのアカウントは無料で作ることができます。公式サイトの「サインアップ」ボタンをクリックし、名前やメールアドレス、パスワードなどの必要事項を入力しましょう。

Mapbox SDKダウンロード

次に、Mapbox SDKをダウンロードします。
https://www.mapbox.com/unity/ にアクセスし、「SDKをインストール」をクリックの上、ダウンロードを進めましょう。

Unityで新3Dプロジェクトを作成

Mapbox SDKのダウンロードができたら、Unityで、Mapboxから地図データをインポートするための新プロジェクトを作成します。

Mapbox SDKをプロジェクトにインポート

Unityのメニューの
①「Assets」
②「 Import package」
③「Custom Package」
からMapboxSDKをインポートします。

アクセストークンを設定

https://account.mapbox.com/auth/signin/?route-to=%22https://account.mapbox.com/access-tokens/%22 にアクセスし、Mapboxアカウントでサインインしてアクセストークンを入手します。入手したアクセストークンをUnity上に入力し、設定完了となります。

サンプル地図を確認

メニューの①「Assets」②「Mapbox」③「Examples」で各種サンプルの確認ができます。
2D、3D地図の見え方などは、これらのサンプルで確認しましょう。

Maps SDK for Unityのメリット

続いては、Maps SDK for Unityを使うメリットをいくつか紹介します。

導入までの手順がシンプル

Mapbox SDKダウンロードは、アカウントを作成してMapbox SDKをダウンロードするだけで導入することができるので、手順がシンプルです。10分もかからずに一通りの設定を終えることができるでしょう。

SDK内にゲームのサンプルがある

SDK内には、ロケーションベースのゲームや宇宙飛行士ゲームなどのサンプルシーンがあります。サンプルシーンが豊富なので、完成をイメージしながらゲームの開発を進めることができます。

地図のスタイルをカスタマイズしやすい

Maps SDK for Unityでも、地図のスタイルのカスタマイズは可能です。Mapboxが用意するプリセットのみではなく、様々なカスタムスタイルを使用することができます。スタイルURLを貼り付けるだけでカスタマイズが可能なので、簡単です。
また、カスタムスタイルを使用せずにMapboxStudioを使用してオリジナルのカスタムデータを作成することも可能です。

最後に

今回は、Maps SDK for Unityの使い方を解説しました。Unityでのゲーム開発時に実際の地図データを活用したい場合には、カスタマイズが簡単なMapboxがおすすめです。豊富なサンプルシーンが用意されており、完成をイメージしながら開発を進めることができます。
国際航業は、Mapboxサービスの正規販売代理店です。詳しいサービス内容や料金については、WEBもしくはお電話からお気軽にお問い合わせ下さい。

※Maps SDK for Unityの注意点
※Maps SDK for Unityのドキュメントは現時点では英語版のみとなっております。

Mapbox

Mapboxサービス
Mapboxはリアルタイムで更新されるライブロケーションマップを備えたプラットフォームを開発・提供しています。
開発者はこのプラットフォームを利用して様々なロケーションサービスの開発が可能となります。
ノンコードでの地図作成など、開発者目線で扱いやすい数々のソリューションを展開しています。
Mapboxを使えば本来力を入れるべきアプリケーションのデザインや開発に、よりフォーカスすることができます。